グロラボ編集部
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今回はGoogleAnalytics(GA)で皆様がサイトの計測を始める(している)ときに、
設定しておくだけで、のちのち役に立つデータが取得できる設定法を、
ご紹介したいと思います。
選んだものは基本的な部分で、簡単に設定できるものですが、あなどれません!
※今回はユニバーサルアナリティックスではなく、標準GAでの設定法です。
サイト内検索キーワード取得
皆様のサイト内に設置されている検索窓(商品検索等)に訪問者が
実際に入力したキーワードを、GAで見ることが出来ます。
対象期間でセグメントした上で、その時期のユーザーニーズの把握や、
コンテンツ作成、広告展開に活かせるキーワードが発掘できるかもしれません。
一言設定:
⇒検索結果ページのURLに現れるクエリパラメータ文字をGAに登録するだけです!
※下記通り、キャプチャで表示されたEC GROWTH LABの
検索結果ページの場合、クエリパラメータは「?」の後ろの「s」になります。
そして次は実際の設定法です。
●GoogleAnalytics操作画面
「アナリティクス設定」のビューより「ビュー設定」タブを選択
- その下部にある「サイト内検索のトラッキング」を「オン」にする
- クエリパラメータ欄へ「s」を記載する
- 「保存」をクリック
IPアドレス除外設定
計測を始めると、まずは近しい方≒社内の方達からの訪問が多いですよね。
直帰率や滞在時間等の指標を、その方たちの実績も加味したうえで判断材料にするのは、
ノイズが混じった実績にもなりえますので、除外しましょう。
一言設定:
⇒除外したいIPアドレスをGAに登録するだけです!
●GoogleAnalytics操作画面
「アナリティクス設定」のビューより「フィルタ」タブを選択
- 「新しいフィルタを作成」を選択する
- フィルタ名を任意で入力し、「除外」「IPアドレスからのトラフィック」に「等しい」を選択し、IPアドレスを入力する
- 「保存」をクリック
ユーザー属性とインタレストカテゴリデータ取得
訪問者の性別、年齢等のデモグラ属性や、訪問者の趣味嗜好カテゴリ
(音楽好き、映画好き、旅行好き等)が分かります。
※あくまでGoogleが任意でカテゴライズしたデータなので、その旨お含みおきください。
ペルソナ設計の参考として、またはGoogleAdwordsとの連携による広告での
ターゲティング配信(映画好きの20代女性に配信等)に活かせるかと存じます。
一言設定:
⇒デフォルトのGAのJSタグのコードを1行書き変えるだけです!
※ユニバーサルアナリティクスではコードを1行書き加えます。
- 上記キャプチャの赤枠のコードを青枠のコードに書き換えるのみです。
目標到達プロセスの把握
目標ページまでの遷移時にどのページで、どれだけの訪問者が離脱しているか、
次ページに遷移しているか、その推移を把握することでサイト改善のヒントをつかむことが
出来ます。
一言設定:
⇒目標ページ遷移時の各ドメインを、順を追ってGAに登録するだけです!
●GoogleAnalytics操作画面
「アナリティクス設定」のビューより「目標」タブを選択
- 「目標到達プロセス」を「オン」にする
- ステップを計測したいページ名とドメインを入力する
- 「目標を保存」をクリック
※「必須かどうか」欄を「はい」にすると、最初にステップ1を通過した
訪問のみが計測されます。
※目標ページのドメインは入力する必要はございません。
あくまで目標ページに「至る」までの遷移を計るため、そのページ群を入力ください。
設定後は、下記図のようにGoogleAnalyticsのレポート上で、
目標ページまでの遷移がグラフィカルに把握できるようになります。
いかがでしたか。(だいたい)すべて3ステップで設定完了ととても簡単です。
こういった3分で終わる設定を行っておくだけで、マーケティングに活用できる様々な
精度の高いデータが取得できます。
KPI達成に活かすべくデータ取得手段として、ぜひ実装頂ければと思います。
次回は、結構忘れがちなGAでの別ドメイン計測法に関して記載したいと思います。