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2014.06.16 グロラボ編集部

サイト改善・解析

【後編】Google Analytics「見ているだけ」が一番無駄!! ~効率的なアクション方法~

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グロラボ編集部

EC-GROWTH-LABを運営するGMOペイメントゲートウェイのマーケティング支援部。主にWebマーケティング関連の記事を担当。クライアントの成果向上のために価値ある情報を提供していく。

こんにちは。元ライター菊原です。
前回の記事で、アナリティクスデータを「見ている」だけでは無駄で、とにかくアクション(カイゼン)しましょうといった内容を執筆させていただきました。

今回では、サイト改善(修正)をしたくても多忙で出来なかった、宇宙中のウェブ関係者様に向け、効率的にアクションを起こす方法をご案内させていただきます。

手っ取り早くアクションをするには

結論、次世代型ABテストツールのOptimizelyもしくは、planBCDの活用を推奨致します。

この類のツールの最大の特徴は、テストクリエイティブを1から作成する必用がない点と、テストページのサーバアップの必要がない点です。すべてツール管理画面上で行う事が出来るのです。※テスト用バナーの作成は必要です。

わかり易くするために、スーパー独断と偏見でマトリクスにまとめましたのご覧ください。

map

一目瞭然ですね。お金をかけて使いやすいツールをとるか、低価格でやや難易度の高いツールをとるかの2択です。

あと重要な点はサポートが挙げられますよね。

planBCDは国産ツールゆえに当然日本語でのサポートである点がメリット。
一方、optimizelyは実績No1だが、管理画面が完全に日本語対応しておらず、
使いこなすには慣れが必要であり、ヘルプやメール・電話問合せも英語がデフォルトとなってます。

要は、ツール活用技術に自信がない方は、planBCDが最適(高いけどね)であり、
ツール活用(技術)に自信がある方は、optimizelyが向いていると思われます。

※planBCDにはテストクリエイティブの作成を世界中のデザイナーに公募出来る面白い機能がありますが本記事の趣旨とは若干相違があるため言及いたしません。また別の機会に。

独断と偏見によるABテストツール比較表

他にもスマホ対応やクロスドメインに対応しているのか?!なんて疑問を抱く方も多いかと思われますので、出血死するギリギリの出血大サービスで、ABテストツール比較表(2014年2月時点)を公開します。※それぞれのツールで機能拡張が著しいため、あくまでも参考程度にご覧ください。

hiakaku

オプティマイズリーにおいては、PCとスマホのページが同一であっても、
ユーザーエージェントやOSあたりを利用し、スマホページに対してのABテストが可能のようです。すばらしいですね。

超大事。タグ設置によるサイトスピードチェック

少し外れますが、テストツールや解析ツールを導入する際は、デバッガーアドオンのfirebugなどを使いサイトスピードをチェックすることを推奨致します。
読み込みの遅いツール・タグを導入し、サイトスピードが遅くなりCVが減少してしまうような事は、本末転倒ですからね。
この点素晴らしいと思うのは、オプティマイズリーですね。
理由としては、公式ヘルプにタグ読み込み秒数の記載がある為です。


https://www.optimizely.com/faq
Optimizely was built with speed and reliability as a primary concern. It takes approximately 100 ms to load, and should not noticeably impact your page load times. Here are some of the ways Optimizely is built for speed:

公式ヘルプでは、オプティマイズリーjsタグの読み込み速度は100ms(0.1秒)であり、サイトスピードに大きな悪影響はありませんよ~という案内です。※筆者の経験では300ms~450msの読み込み速度(firebugで計測)でした。

こういったツールを利用するユーザに対しての配慮をしっかりとウェブ上に記載している点も、私がOptimizelyを自信を持って推奨する一つの理由です。

【超短時間設定】ABテスト事例紹介

さて、色々と説明をした本人が何もアクション(カイゼン)していなければ信憑性がないので1つだけ事例をご紹介。闇雲にテストを行うのも効率的ではないので、推奨するテストページの選定方法をご紹介します。


GoogleAnalyticsランディングページデータチェック

閲覧開始が多い且つ、直帰率が高いページ

このページがいわゆる「カイゼン」することによる効果がデカいページ

ABテストで直帰率(CVR)カイゼン!

※サマーセールや、在庫処分セールなどのキャンペーンページもお勧めです。

テストページが決まったらファーストビュー画像やキャッチコピーを変更したバナーを作成し、オプティマイズリー管理画面で設定するだけです。テキスト形式のABテストであれば、バナー作成すら不要です。
↓の作業時間は約15分。

ABテスト事例

test

効果測定レポートも自動で作ってくれる優れものです。

オプティマイズリーABテスト結果レポート

marupei

これで「見ているだけ」状態を脱し、効率的にPDCAを構築することが出来るのではないでしょうか。

以上です。いかがでしたでしょうか。
「データを見ているだけ」、「議論するだけ」でなく、是非、検証を優先的に心がけくださいませ。

次回の記事内容は完全に未定です。では。