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グロラボ編集部
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はじめに
こんにちは。元ライター菊原です。
本記事は下記2部構成で今回は前編を連載いたします。
【前編:レベル分け】【後編:実践版】
本記事薀蓄編の内容を一言でまとめると、
「広告だけではなくSEOにおいても可視化(間接効果分析)が非常に重要。その可視化(分析)具合をレベル分けしました。この記事をご覧になっている方は自分がレベルかの確認に活用いただければと思います。ご興味ある方はご一読下さい。
SEOの評価、きちんと出来てますか?
昨今GoogleAnalyticを中心としたアクセス解析の記事を見かける機会が非常に増えました。
記事を閲覧していて思うところは、機能説明ばかりに偏って活用方法まで説明している場合が非常に少ないと感じます。いくら高機能でも目的があり活用方法がわからなければ何も意味もありません。そこで、今回はSEO対策キーワードの分析・評価方法を公開します。
まず、独断と偏見で分析・評価方法をレベル分けします。
※GoogleAnalyticsの著しい機能拡張に我々利用者が追いつけていないのも、問題です。
level1★☆☆☆☆:掲載順位だけでSEOを評価している。
当然ですが最もNGなパターンであり、SEO会社・代理店に騙されているパターンです。一言でいうなれば、10年前のSEO評価方法です。この形でSEO会社に依頼している場合は即解約を推奨します。
以上!
level2★★☆☆☆:アクセス解析ツールでトラフィック数をカウントしている。
最低限出来ているフェーズです。ボリュームをチェックすることは重要ですが、ユーザの質を見ていないのでダメです。level2!
level3★★★☆☆:アクセス解析ツールでトラフィック数だけなくエンゲージメント・コンバージョンまでチェックしている。
まあまあそこそこフェースです。ウェブサイトの評価は最初は、粒度を大きく「集客・行動・CV」の粒度で見るべきです。マクロからミクロへってやつですね。
集客:どれくらい集客が出来たか。
行動:その後どれくらいページを見たか、滞在したか
CV:そのサイトの目的を達成してくれたか(購入や会員登録・申込)
これが出来ていれば、投資すべき自然検索キーワードを大きく見誤ることはないでしょう。
※ちなみに「集客・行動・CV」GoogleAnalyticsのカンファレンスでも重要な粒度だという発表がありました。多分。
level4★★★★☆:level3を確実に実行し、更にロングテールKW分析までを実行している。
例えば、「決済代行」でSEO対策(ユニークコンテンツ量産)をしている際、「決済代行」ワードを含む、「決済代行 カード」や「決済代行 クレジット」を含め複合的に「集客・行動・CV」をチェックし評価する形です。
このサイクルの素晴らしい点は、SEO対策KWから派生するテールキーワードまでを可視化することで、次のSEO施策を打つ為の根拠となるデータを得る事が出来る点です。
level5★★★★★:level4の実行+、間接効果(アトリビューション)を加味した上でキーワード評価を行う。
GoogleAnalyticsを始めとするアクセス解析ツールはラストタッチ評価となります。例えば、1ユーザが昨日検索で「決済代行」KWで弊社サイトに訪問し社名を認知し離脱。本日「GMOペイメントゲートウェイ」でCV(問合せ)をした場合、通常では下記のように評価されます。
「決済代行」訪問:1 CV:0
「GMOペイメントゲートウェイ」:訪問1 CV1
この方法では本質的なSEO対策KWの評価は出来ません。本フローで重要なのは初めてサイトに訪れるきっかけとなった「決済代行」KWのはず。
ここまで評価出来て初めてSEO対策KWを分析できた・可視化出来たと言えるのではないでしょうか。
それを解決するのが、間接効果(アトリビューション)分析です。
一般的には広告の評価に使われがちですが、実はSEOKW分析にも強力な威力を発揮します。
色々な解析ツール・広告効果測定ツール・間接効果分析ツールでアトリビューションの評価はできますが、ここでは国内No1導入率を誇るGoogleAnalyticsにおける間接効果分析手法を次回の【実践編】にて紹介します。
尚、レベルEをご覧になりたい方はこちらまで。
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