グロラボ編集部
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こんばんは。GoogleAnalyticsを中心としたwebプロモーションのサポートを生業としている菊原です。リスティング運用とFB運用もやってます。今更ながらSEO(当然内部施策)の重要性に気付きはじめたステータスです。
さて、本題に入ります。機能進化が著しく、どこかよりも爆速の名が相応しいGoogleAnalytics(ユニバーサルアナリティクス)ですが、あえて今回は追加してほしい機能を記事にしたいと思います。
テーマはGoogleAnalyticsコストアップロード機能
結論、コストアップロードは従来のGoogleAnalyticsAPIからcsv形式で単純費用インポートが出来るようになりましたが、アトリビューション(モデル比較ツール)にはそれが反映されないという点です。是非この機能をバージョンアップしGA画面の間接効果モデルでもコストUPからのCPA算出が可能となってほしいです。(自動連携のgoogleアドワーズ限っては広告コストを間接モデルでも評価可能)
確か1年半~2年前に本機能がリリースされましたが、当時はGoogleAnalyticsAPI経由でしか、データインポートが出来ず、一部のプログラミングが出来る人々しか踏み込めない領域でした。
しかしながら、半年前ほどに、csvからでも広告コストなどのアップロードか可能となり、誰でも利用できる且つ、全てのウェブプロモーションコスト管理をGoogleAnalytics上で行えることで私自身、非常に有効活用できる機能だと体感しておりました。アドワーズ以外の各種広告インプレッションデータから、広告費用をGAという一つの土台の上で全ての経路を評価(可視化)することで、広告費用の最適化は進むと考えられます。
間接評価機能の存在
更に、GoogleAnalyticsには、アトリビューション機能(モデル比較ツール)が存在します。
https://support.google.com/analytics/answer/1665189?hl=ja
以下が通常の評価モデル(ラストタッチモデルとか終点CVモデルなどと呼びます)
機能を簡単に説明すると、1ユーザが1つのサイトに例えば5回訪問しCVをした場合の5回全ての訪問を鑑みて評価をする機能です。※1CVを5分割ですので、1訪問0.2の分配ですね。こちら一般的(通常)は一番最後の訪問しか評価をしないモデルなんです。GoogleAnalyticsを含むアクセス解析ツールや、各種広告レポートにおいても、上記でいうと、一番最後に接触した訪問のみを評価します。
最終評価モデルの限界
こういった間接評価の必要性が求められる背景には、結局CVRやCPAが優秀な数値を示すのは指名検索やサービス名のみであって、いわゆる一般検索KWは成果が悪く見えるからです。1ユーザがサイトを知り、商品を知り、興味を持ち、比較検討し、最終的な購入をするまでのフローを最終接触訪問だけで評価するのは、限界があるのです。(商品モデルにもよりますが)
全てのweb広告を間接効果で可視化する必要性
初回~中間接触を評価する事が可能なアトリビューション評価機能があるのにも関わらず、コストアップロードをそこに反映させない(出来ない)のが解せません。むしろコストUPから間接効果レポートのCPA算出こそが、ウェブプロモーション最適化にとって重要な事だと考えます。
本件どうしても深く追求をしたかったのでGoogleAnalyticsサポートに問合せおこないました。結果としては、コストアップロード機能は単純に外部広告データをインポートし最終接触モデルでの評価しか現在ではできないとのことでした。
下の図がその例です。アドワーズのみ間接CPAが出ますが、その他はコストUPが正常に完了しているにも関わらず反映がされておりません。。
更に悩ましいのが、私自身yahooリスティングのコストアップロードを行った際に、1回だけ最終モデルだけではなく、初回・中間CPAも算出がされました。この事実をgoogleに伝えると、バグとの事。。アトリビューションレポートには反映されないのが、現在では通常のようです。
ただ、googleも本機能の実装はしないといっている訳ではないので、googleが必要と判断した段階で機能に組み込まれるのでしょう!!!!
※GoogleAnalyticsプレミアムであれば、googleが対応してくれるかは不明です。