平野拓也
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地味に連載している「Googleデータスタジオを使いこなそう!!」の第二回です!
連載で行っていますので、ぜひ第一回からご覧ください。
↓↓↓↓第一回記事↓↓↓↓
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そして、今回ご紹介をするテクニックはこちら!!
CASE関数を使い方について!
今回は1つです・・・
実際に手順を見ていく前に、利用する場所・場面からまず見ていきましょう。
そもそも関数って何?
CASE関数を使ってみる!と言っていますが、関数ってなんだ・・・と思う人もいるかと思います。
イメージしていただきたいのはエクセルで使用する関数です!それと一緒です!SUMとかVLOOKUPとかですね。何かを渡すと、何かしらの値を返してくれるのが関数です。
関数を利用する場所は?
関数を使用する場所は、「計算フィールド」です。実践編 第一回で「新しい指標を作る」で説明した場所です。計算フィールドはエクセルのセルのようなものです。
CASE関数の構文
CASE WHEN (指標orディメンション) = “△▲” THEN “●▲□” END
詳細ページ:https://support.google.com/datastudio/answer/7020724
手順
①画面右下部の、「新しいフィールドを作成」をクリックします。
②今回は、参照元を日本語名で出力するディメンションを作成してみようと思いますので、項目名に「参照元の日本語名」と入力します。
③数式の箇所に実際にCASE分を入力していきます。入力完了後「保存」「完了」をクリックして、作成完了です。
~~入力例~~
CASE WHEN 参照元 = “google” THEN “グーグル”
WHEN 参照元 = (“youtube.com”) THEN “ユーチューブ”
WHEN 参照元 = (“(direct)”) THEN “ダイレクト”
WHEN 参照元 IN (“mall.googleplex.com”,”mall.google.com”) THEN “モール”
End
複数の値と比較したい場合は、下記のように「IN」を使い、比較する値を「,」でつなぐ。
CASE WHEN ●● IN (“△▲”,”■□”) THEN “●▲□” END
④実際にディメンションを表に配置してみました。
使用する上での注意点
CASE関数を使う際の注意点をいくつかご紹介します。
①CASE関数で使用できる演算子は以下の6種類
・ =
・ !=
・ <
・ <=
・ >
・ >=
ダメな例: CASE WHEN セッション / 31 > 10000 THEN 10000 ELSE 1000 END
演算子「/」は使用できません。
もし、このような計算を行いたい場合は、「セッション/31」を新しい指標を作成し、新しい指標をCASE関数で使用する。
②CASE関数で対象とする指標またはディメンションが数値項目である場合は、出力する項目も数値項目でなければいけない。
ダメな例: CASE WHEN セッション > 10000 THEN “多い” ELSE “少ない” END
③CASE関数で対象とするものがディメンションの場合は、作成されるのもディメンションで、対象が指標の場合は、作成されるのは指標。
まとめ
今回はCASE関数についてご紹介しましたが、そのほかにも使用できる関数はたくさんあり、現時点で55個の関数があります。今後もデータスタジオの使えるテクニックや他の関数の使い方についてご紹介していこうと思います!
関数一覧:https://support.google.com/datastudio/table/6379764?hl=ja&ref_topic=7441655
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