菅原悠

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決済代行会社という立場上、ECサイト様からご相談をいただく機会の多いGoogleAnalytics設定について、お伝えしたく存じます!
ECサイトを運営されている皆様、GoogleAnalyticsの流入元が正しく計測されているかどうか、疑問に思われたことはございませんでしょうか。もし、以下のような現象でお困りでしたら、今回お伝えする参照元除外設定で解決する可能性がありますので、是非お試しくださいませ。
GoogleAnalyticsの流入データがおかしい気がする!!
まず、GoogleAnalyticsの「参照元 / メディア」レポートをご覧ください。以下のように、異様に購入率の高い流入元が計測されておりませんでしょうか…?
(※実際のデータを一部加工したイメージとなります)
これらは、カード決済認証等で一時的に通過するドメインであり、本来は流入元としてカウントすべきではないのです。
上のようなデータが「参照元 / メディア」レポートに含まれてしまっている場合は、分析にも支障を来たしてしまうため、参照元除外リストへの追加を行い、一時的に通過するドメインが流入元として計測されるのを防ぐ必要があります。
参照元除外リストの設定方法
はじめに、GoogleAnalyticsの「参照元 / メディア」レポートにて、参照元除外が必要なドメインをテキスト等でリストアップしておきましょう。
※「eコマースのコンバージョン率」で加重ソートしておくと、除外対象とすべき流入元を見つけやすいです。特に、‘acs’で始まるドメイン、‘secure’の文字列を含むドメインは、カード認証等の決済に関連した流入である可能性が高いので、ご参考までに。
次に、「管理」>プロパティ列の「トラッキング情報」>「参照元除外リスト」を開き、赤い「+参照の除外を追加」ボタンをクリックして、さきほどリストアップしたドメインを追加していきます。
参照元除外リストにすべてのドメインが追加できたら、参照元除外の設定は完了です。
参照元除外設定後の注意点
参照元除外リストに追加したドメインは、すぐにゼロになるわけではなく、設定後も一定の割合(設定前の2割未満程度)で計測され続けるのが一般的です。
こちらのグラフのように、半年ほどの期間をかけて徐々に計測されなくなっていきます。
参照元除外リストに追加した日の前日と翌日を比較して、セッション数が2割未満に低減していれば、設定は成功しているとみて問題ないと思います。
まとめ
カード認証ドメイン以外にも決済関係やカートシステムなど、データ分析に影響のあるドメインは、参照元除外リストに追加していくことをお奨めします!
GoogleAnalyticsのデータ計測に関する疑問点などございましたら、↓こちらよりご相談をいただけますと幸甚です。