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グロラボ編集部
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いつもECグロースラボをご覧いただきありがとうございます。
今回の記事は昨年10月に大阪へ異動してきたばかりの筆者が、
大阪をはじめとするEC市場を知るために調べたことをまとめてみました。
いま最も勢いのある街!?大阪
商人の街、大阪。
円安や格安航空の就航、直近だと春節の大型連休などが影響して、外国人観光客で賑わっています。
特に梅田には商業施設が続々建設されており、この春には「三越伊勢丹」跡地にショッピングセンターのルクアイーレが建設予定。
当社のオフィスがあるグランフロント大阪も目標を大幅に上回る利益が出ているということで、ここ数年の商業施設の急拡大には目を見張るものがあります。
リアルの世界の動向がわかったところで…。
80%が関東にあると言われているEC事業者ですが、関西のEC市場はどうなんでしょうか。
【関西EC市場】勢いのある業種って?
当社は決済代行会社として約5万の加盟店がいますが、そのうち約20%が関西圏のお客様となります。
ほとんどの業種で右肩上がりの成長をしているEC市場ですが、細かく見ていくとやはり業種ごとの差があり面白いです。
【関西EC市場】売上の大きい業種は?
まず、広義的な業種構造についてですが、
関東のECは約60%が『物販』であるのに対し、
関西のEC業種は約80%と割合が大きいことが大きな特徴です。
(物販…家電・アパレル・雑貨・化粧品・食品・日用品販売など。)
狭義的な業種では、「化粧品」事業者の売上が大きいことが挙げられます。
・化粧品
大阪で勤務している筆者も実感していますが、関西圏はコスメやECの事業者が多い印象を受けます。
(化粧品通販に関しては、関西よりも九州・福岡のイメージが強いですが……
福岡EC市場では、化粧品・健康食品通販が全体の約7割を占めています。)
【関西EC市場】成長が期待される業種は?
次に前年比150%という大きな成長を見せている業種をピックアップしてみました。
(2013年-2014年の比較)
・アパレル
アパレルはEC業界全体でも最も伸びている業種のひとつですが、こちらは関西でも同様の傾向が見られます。
今後のECはいかにスマホ経由で売上をあげるかがキーポイントになりますが、
スマホ最適化が進むことで、若年層向け・女性向けのアパレル商品は、より一層の成長が期待できそうです。
【関西EC市場】市場規模が小さいのは?
・デジタルコンテンツ
関西のEC市場では、『デジタルコンテンツ』事業者が非常に少ないです。
関東はデジタルコンテンツ事業が全体の約25%程度を占めているのに対し、
関西は全体の約10%程度とかなり小さくなっており、マーケットが関東に集中していることが伺えます。
今後の成長が期待される業種
・教育分野
毎日のようにさまざまな企業によるWEBを用いた新たな教育サービスが報道され、IT化が加速している教育業界。
関西には教育・学習支援業の約40%が集中していると言われています。
アプリやデジコンを利用しての教育サービスのWEB上でのプロモーションも増えてくるのではないでしょうか。
終わりに
成長市場のEC業界。
市場規模は関東に及びませんが、関西もまだまだ成長の見込みがあると考えられます。
次回の投稿では、『広告』『マーケティング』の観点から、
関西のECについて考えてみたいと思います。