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2016.02.03 グロラボ編集部

E-コマース

ID決済(ウォレット)サービスまとめ ※2016年2月

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グロラボ編集部

EC-GROWTH-LABを運営するGMOペイメントゲートウェイのマーケティング支援部。主にWebマーケティング関連の記事を担当。クライアントの成果向上のために価値ある情報を提供していく。

みなさんこんにちは。ここ数年さまざまな事業者が「ID決済」を強力に推進しています。ウェブサービスを利用されている方であれば、一度は何かしらの「ID決済」を利用されたことがあるのではないでしょうか。

私も飲み会明けの休日などは、一歩も家から出ずに体力回復するため、某ピザ屋さんの宅配サービスを某ID決済サービスで注文しています。※貯まったポイントを決済時に利用できるので、タダでピザを注文できることもあります。

どのような決済手段があるのか?

そもそも世の中にはどれだけのID決済サービスがあるのでしょうか。私が調べてみたところ、主に下記サービスが展開されておりました。

ID決済

楽天ペイ(オンライン決済)(楽天)
http://checkout.rakuten.co.jp/

リクルートかんたん支払い(リクルート)
https://settle.point.recruit.co.jp/

Yahoo!ウォレット(ヤフー)
http://wallet.yahoo.co.jp/about/

auかんたん決済(KDDI)
https://id.auone.jp/payment/pc/

ドコモ ケータイ払い(NTTドコモ)
http://ent.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/

ソフトバンクまとめて支払い(ソフトバンク)
http://www.softbank.jp/mobile/service/payment/

LINE Pay(LINE)
http://line.me/ja/pay

PayPal(PayPal)
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/merchant

決済手段名称を眺めていると面白いですね。「かんたん」「まとめて」というように、名称からメリットが類推できるようなものもあれば、ストレートに表現しているものもあります。

ID決済のメリット

各ID決済に共通するメリットとして挙げられるのは、コンバージョン率向上です。各サービスともクレジットカード番号の入力が不要で、ユーザはアカウント情報を入力すれば決済が可能なため、お手軽に買い物ができます。

さらに、クレジットカード番号の入力が不要なことから、加盟店のシステム上からカード情報が流出するといったリスクがありません。

ここからは上記サービスをいくつかに分けてみていきましょう。

①ECモール関係

楽天、リクルート、ヤフーはそれぞれ自社で大規模なECモールを運営しています。加盟店目線で見たこれらのID決済の一番のメリットは、各会員サービスからの自社サービスへの送客効果です。流入してくるユーザはウェブで購入するということに馴染みがあることから、見込み客としては価値が高いといえます。

ユーザにとっては各IDに紐づくポイントを購入時に利用でき、さらに購入するとポイントを獲得できるというメリットもあります。通常ユーザに付与されるポイントは1%が相場ですが、付与ポイントを増額するというキャンペーンも積極的に行われています。

またポイントについては各社提携先を拡大しており今後の動向に注目です。

②キャリア関係

各キャリア決済の特徴は、クレジットカードを持っていないユーザでも支払いが可能、という点でしょう。携帯電話料金をクレジットカードで支払っているユーザについては先にあげたECモール関係のID決済と変わりありませんが、未成年をはじめとするクレジットカードを持っていない層に対してリーチできる点は非常に大きいメリットといえます。

③その他

PayPalについては日本では認知度が低いものの、海外ではある程度の地位を築いているため、海外ユーザを取り込みたい場合については導入をご検討されても良いかもしれません。※弊社では海外ユーザ向けの決済手段として多通貨クレジットカード決済も提供しています。

https://www.gmo-pg.com/service/multi_currency/
海外決済

LINE Payの面白い点は、資金移動業者として登録しており、ユーザ間での送金ができる点でしょう。本人確認等手続きが煩雑なところもありますが、今話題のLINEユーザを取り込める可能性があるという点では今後に期待です。

まとめ

以上、非常にざっくりとですが各ID決済について解説いたしました。

・コンバージョン率の向上
・各サービスからの送客効果
・自社ではなかなかリーチできないターゲットへのアプローチ 等

主に上記メリットが見込めますので、一度導入のご検討をされることをお勧めいたします。
また自社で独自のID決済構築を検討されている事業者様も是非弊社までご相談いただければと思います。