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2016.02.10 決済サービス担当

E-コマース

今さら聞けない!?海外向け決済サービス3つの方法

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決済サービス担当

EC-GROWTH-LABを運営するGMOペイメントゲートウェイの決済サービスチーム。決済の視点から見たECの情報を中心に提供していく。

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みなさんこんにちは!
最近『海外向け決済』に関するお問い合わせを頂くことが多くなり、ご提案する機会も増えてきました。実は、海外決済と言ってもいくつか種類があり、EC事業者様のご要件によって、最適なソリューションも異なってきます。今回は、海外決済サービスについてご紹介したいと思います。

大きく、以下3つに分類されます。

【1】日本円決済
【2】多通貨決済
【3】Global Payment

それぞれの特徴を見ていきましょう。

【1】日本円決済

通常の国内カード決済の仕組みを活用し、海外向けにECを展開するパターン。
すでに国内展開しているEC加盟店様であれば、決済システム自体に変更はなく、比較的海外展開し易い仕組みとなります。

ただ、海外ユーザー様からすると「円表記だけど、実際いくらなの?」という疑問が。。
価格表示は円表記が必須となるため、加盟店側で為替レートをチェックし、参考値として現地通貨の表記をすることが必要となります。

【2】多通貨決済

現地での外貨建てクレジットカード決済(現地通貨での決済)が提供できる仕組み。
弊社側で通貨変換を行うため、加盟店様には国内での販売と同様、日本円で売上金額が入金されます。ご利用可能な決済ブランドとしては、VISA/MASTERのみとなり、3Dセキュア(本人認証サービス)対応が必須となっています。現在、米ドルをはじめとした21通貨に対応中。

多通貨決済

*3Dセキュアとは
https://www.gmo-pg.com/service/function/3dsecure/

【3】Global Payment

ASEANを中心とした各国の決済事業者との協業により、その国で最も利用されている決済手段を提供できる仕組み。

日本ではクレジットカードのシェアが60%を占めていますが、国によって決済手段シェア率は大きく異なります。たとえば中国では、EC決済の大部分をアリペイが占めており、銀聯以外のクレジットカードは1割ほどしか使われていません。一方でタイやインドネシアでは銀行振り込みが過半数を占めております。

またベトナムでは人口の1.9%しかクレジットカードを保有しておらず、多くの決済が代引きや銀行振り込みで行われています。特定の国に向けて越境ECを始める場合は、クレジットカードだけではなく、その国で実際に用いられている決済手段をとり入れることが重要であるといえます。

現在、シンガポール、マレーシア、タイ、香港、台湾、インドネシア(予定)となります。
国内は勿論、弊社海外現地法人のメンバーが、グローバルビジネス展開をサポート致します。
※加盟店様としては、現地法人を建てていただく必要があります。

海外決済

その他

上記以外にも、Paypalや中国向けにアリペイやネット銀聯も提供しています。
海外決済2

まとめ

決済システムだけを見ても、海外展開の戦略によってアプローチ方法が異なることがわかりましたね。

加えて、海外向けにECを行うためには、決済だけでなく物流やPR、Marketing等も戦略を練る必要があります。弊社では、海外に向けたPRのお手伝いも行っていますので、海外展開をお考えの際は、ぜひお問い合わせをいただければと思います!!