須田真暢
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- 自社ECサイト売上成長の要因|モール型ECサイトとの比較 - 2016年11月14日
- 【ECお天気図】日本国内EC物販の動向_B2C領域 - 2016年2月15日
みなさま、こんにちは。ECお天気をお伝えいたします。
2015年は日本国内EC物販(B2C)において、
EC自社本店サイトは飛躍の年となりました。
<総括_EC全体>
■2015年通期/EC自社本店サイト_決済流通額成長率:+23.2%(2014年通期:+22.6%)
その他のECモール大手が伸び悩む中、順調に推移しています。
■楽天/同成長率:+10.1%
⇒前年度に引き続き、前年比成長率鈍化が継続中
■amazon/同成長率:4.4%(日本国内のみ)
⇒円安要因を除いた純粋な売上成長率としてはさほど伸びていないことが伺える
■Y!/同成長率:▲1.5%(アスクルを含むB2B及びトラベル系の流通総額を除外)
⇒Y!ショッピング無償化実施により店舗は増えたものの、純粋なECのB2C流通量は
伸びていないことが伺える
<考察_EC全体>
ネットユーザーが「割安で商品を購入できるECモール」から
「多少割高でも商品の品揃え・情報が充実している自社本店サイト」を
選択する傾向が継続しています。
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<総括_業種別(自社本店サイト)>
2015年度の年率成長率+20%以上をキープしており、
アパレルの+30%台をはじめ、全体的に成長しています。
※2015年3月の大幅な落ち込みは前年度の消費費増税時の駆け込み需要の反動によるです。
<考察_業種別(自社本店サイト)>
■TEL注文からWEB注文へ
アパレルの平均成長率が+30%と好調。一方でカタログ通販は微増にとどまりました。
これは、いわゆる「コールセンターTEL注文」から「WEB注文」に
主戦場が移行していることを示しています。
■
■C2Cマーケットの大幅拡大
成長率が前年比何百倍も伸びているC2C事業者が乱立しており、
まさにC2Cが完全に市民権を得た1年でした。
今後は多数の会員を抱える自社本店ECサイトがキュレーションメディアを
独自に運営しながら、アフィリエイターによるC2Cマーケットを拡大させていく戦略が
加速していくものと想定されます。