山本拓也
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- 「後払い決済導入」でポイントにすべきことは!? - 2016年6月20日
こんにちは!
GMO後払い提供元であるGMOペイメントサービスの山本です。
昨今、決済サービスは多様化しておりますが特にECでは「カード」「代引き」に加えて「後払い」もあるショップ様が多くなってきたと感じられていませんか?
既に「後払い」については当ラボでも何度かご紹介していますが、本日は「後払い」を“導入検討中”または“利用していて課題がある”という方にご一読いただきたい「GMO後払い」のちょっと突っ込んだ採用ポイントをご紹介したいと思います!
▼当ラボでのおさらい
・後払いのご紹介
https://ec-growth-lab.com/e-commerce/20140901/
https://ec-growth-lab.com/pa/20150818/
・決済手段別購買傾向(後払いがどれくらい使われるかがわかります)
https://ec-growth-lab.com/analytics/20151009/
【ポイント1】 リアルタイム与信の必要有無
GMO後払いを始めとする債権譲渡型の後払いサービスでは必ず購入者様の与信が必要になりますが、リアルタイム与信が必須か否かの判断をしてください。クレジットカード決済ですと大多数のショップ様では購入時点で与信をとりますが、後払いに関してはどうでしょう?
もし、与信がその場でとれない非リアルタイム与信で運用したときに、
・与信がNGになったときのお客様への連絡体制・方法を構築できるか
・与信結果取得~商品出荷までのタイムラグを許容できるか
をお考えください。
恐らく、アパレルECの担当者様始め、多くの運用担当者様はいずれも
「…NO!」
というお答えではないでしょうか。
その場合にはリアルタイム与信が必須です!
結局は後払いを導入するにはクレジットカード決済に近い運用で使えるという事が前提となるショップ様が多いはずです。
購入者様も購入完了の確認がその場で取れてわかりやすいですね!
一方で、定期販売の新規顧客獲得に向けて高いCPAを払っていらっしゃるショップ様では獲得出来そうなお客様が「本当にリアルタイム与信対応でいいのか…」と与信通過率について気にされる担当者様もいらっしゃるかもしれません。
与信通過率そのものはリアルタイム与信か否かで大きくは変わりませんが「お客様への連絡も支障なく対応できるコンタクトセンターもあるから情報不備についてはNGにしないでほしい!」というお声にはお応えできます!
非リアルタイム与信の採用ですと、お客様のご入力ミスと思われる情報であれば与信結果を“保留”としてショップ様にお返しする与信モデルもありますので「電話番号入力間違い」「住所番地抜け」といったお客様情報の場合ににショップ様からお客様に正しい情報を確認後、再度与信登録が可能となり、離脱防止に繋がるケースもございます。
以上の観点から、まずは与信取得方法/与信スピードについては重要な採用のポイントとして抑えてください!
【ポイント2】請求書タイプの選択
GMO後払いでは購入者様にお送りする請求書を
・圧着はがきタイプ
・封書タイプ
と2種類、業界最安値でご準備しています。
なぜ、2タイプのご準備をしているかについて、お伝えします。
1.圧着はがきタイプ
支払い窓口:コンビニ・銀行振込
費用:1件あたり140円(税別)
2.封書タイプ
支払い窓口:コンビニ・銀行振込・郵便局
費用:1件あたり180円(税別)
この点から、おわかりのように郵便局の取扱有無をどうお考えになるかで、取扱無となれば請求書代を140円に抑える事ができます。後払い決済は購入者様に対して手数料加算をすることは問題ないですから、圧着はがきタイプを採用し、200円の手数料を購入者様にご負担いただくことで決済手数料を抑え、導入のしやすさにも繋がるのではないでしょうか。
一方でターゲットが高年齢層のお客様も含む場合には郵便局を使われる方が多く、ユーザビリティの向上に繋げる為、封書タイプをご選択いただく事をおすすめします。また、地方でコンビニのない地区においては重宝される支払い窓口ですので、ショップ様の属性によっては封書タイプをお選びになるショップ様もいらっしゃいます。
このようにショップ様の重要視される点によって、請求書タイプをお選びいただける
のもGMO後払いのメリットです!
【ポイント3】一部返品対応処理機能の必要有無
着眼点1.2に比べるとかなりマニアックです!
そして必要な業種もほぼアパレル企業様に限られますがせっかくなのであえてお伝えさせてください!(※他にも大事な着眼点はたくさんあります。)
複数商品受注(与信取得)
↓
伝票番号登録(出荷報告)※請求書発送のトリガーとなります。
↓
そのうち1品の返品が発生!
ということが頻繁にあるショップ様で後払いの後続処理が通常はどうなるかというと
…
↓
元の受注の取消(キャンセル処理)
↓
返品後の金額で受注生成(与信取得)
↓
新たに請求書を送る為、元の受注で出荷した伝票番号を再び登録(出荷報告)
なんだか煩わしいですね。
発送してしまった請求書の金額は変えられませんからカード決済のように「金額修正、ポチーっとな!」というわけにはいきません。
そこでGMO後払いではこんな煩わしさを解消すべく一部返品対応処理機能をご提供しています。こちらの機能を使っていただくと…
(略)
↓
そのうち1品の返品が発生!
↓
返品後の明細と金額を上書き登録(減額請求処理)
これで終わりです!
一度の処理で新たに購入者様に請求書が発送されます。
実は、こちらはアパレルECのお客様からのご要望をいただき開発した機能です。同じお悩みのショップ様がいらしたら、必ずお役に立てる機能です!
※当機能はAPIでのご提供となるので必ず開発が必要です。
【まとめ】
ショップ様の環境によって課題は様々あるかと思いますが、本日お伝えした点が少しでもお役に立てれば幸いです。
今回はこのあたりとさせていただきますが、GMOペイメントサービスはGMOペイメントゲートウェイの子会社としてGMOグループで一貫して決済サービスをご提供できることも大きなメリットになるとショップ様のお言葉も多く頂戴しています。
後払いに限らず、決済サービスについて気になる事がございましたらまずはお気軽にご相談ください!
最近ですと、スマートフォンからの流入が増えている影響でキャリア決済やID決済系のサービスと同時にお声掛けいただくことが多いので、併せてご検討いただくのもオススメです!!