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2016.06.27 鈴井祥吾

E-コマース

【売上UP!簡単!3分で分かる!】訪日インバウンド向けWebサイトでの決済について

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鈴井祥吾

GMOペイメントゲートウェイ入社当初は、中小規模の物販・サービス業種、EC-CUBEを担当。現在は、大手サービス業種を中心に、旅行・ホテル・チケット・保険業界のお客様、自動車メーカーとのプロジェクト、カード会社とのリレーションを担当中。イノベーション・パートナーズ本部所属。

今回は、訪日外国人に関する具体的なデータをご紹介し、訪日インバウンド向けWebサイトに決済を導入するポイントについてご説明致します。年々増加している訪日外国人に関して、皆様のビジネスの一助になればと思います。

訪日外国人は2020年には4,000万人!

2015年の訪日外国人の数は、1,974万人となり、出国する日本人の数よりも多くなっております。また先日3/30に開催された、訪日外国人観光客の拡大に向けた具体策をまとめる「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」(議長・安倍晋三首相)では、訪日外国人観光客数の目標人数を倍増させ、2020年に4,000万人、2030年に6,000万人とすることを決めています。今後、訪日外国人を囲い込むことで、様々な分野でビジネスチャンスが拡大することが考えられます。

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出典:観光庁

また、下記訪日外国人の内訳のデータを見ると、中国・韓国・台湾・香港からの訪日が70%を占めています。

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出典:日本政府観光局

訪日外国人の旅行支出は17万円/人!

訪日外国人は1人当たりどのくらいお金を使うのでしょうか。下記昨年の速報値が観光庁より報告されており、1人当たり約17万円となっています。

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出典:観光庁

訪日外国人の訪日者数の推移に比例して、支出額も増えています。

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出典:観光庁

訪日外国人消費の総額4割が中国!

下記グラフは訪日外国人の国別の消費状況の表しています。中国が消費額1兆円を突破し、総額でも約4割を占めています。来日した中国人観光客が大量に商品を購入する「爆買い」というワードも身近に定着しています。

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出典:観光庁

訪日外国人は何にお金を使っているか?

下記グラフは訪日外国人の消費の内訳となります。大きくサービス利用と物品購入に括ると、サービス利用6割、物品購入4割となっている。

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出典:観光庁

訪日外国人は何を情報源としているか?

訪日外国人は、訪日前に何から情報集しているかについては、「検索サイト」、「個人のブログ」が上位を占めています。

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出典:国土交通省 訪日外国人の消費動向 平成26年年次報告書

日本滞在中も継続して情報収集していて、インターネット(パソコン・インターネット)が大半を占めています。

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出典:国土交通省 訪日外国人の消費動向 平成26年年次報告書

決済は重要!

ここからは、決済のご説明となります。一般的にネットで商品・サービスを購入するお客様の流れとしては、大きく下記①~③になるかと思います。今回は、「③決済する」の観点から訪日外国人向けの決済に関してご説明します。

① Webサイトに訪問
② 内容に関心を持つ
③ 決済する

訪日予定の外国人は、飲食、ホテル、旅行、レンタカー等、様々なウェブサイトに訪問し、下調べをします。ウェブマーケティンを駆使し集客し、魅力的なコンテンツを用意して、関心を持ってもらったとしても、肝心の決済手段が準備されていなければ、せっかく集客したお客様を逃してしまう可能性があります。また、予約に関しては、事前に決済をしてもらうことで、No Show(予約したのに実際に現れないこと)を軽減できます。

訪日外国人のお土産購入時に利用した決済手段は?

今回のテーマとなっている決済に関するデータです。下記データは訪日外国人がお土産購入時に利用した決済手段の割合です。内訳を見ると、現金が圧倒的に多いですが、クレジットカードの割合も50%近くあり、銀聯カード等のデビッドカードは6%となっています。実際にクレジットカード保有しているが、お土産購入時には利用しなかった訪日外国人を含めると、大多数の訪日外国人がクレジットカードを保有していることが考えられます。

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出典:国土交通省 訪日外国人の消費動向 平成26年年次報告書

訪日インバウンド向けWebサイトでの決済は?

訪日インバウンド向けWebサイトでの決済は、どのような対応をすればいいのでしょうか。クレジットカード、銀聯カード、アリペイ、WeChatペイ、QQウォレット、多言語対応、多通貨対応などのキーワードが出てくることがありますが、まずはクレジットカードの導入をご検討されるのが良いかと思います。

まずはクレジットカード

前述のデータからも分かるように多くの訪日外国人多くがクレジットカードを保有しているため、事前予約ではクレジットカード決済を導入することが効果的です。特にNo Show(予約したのに実際に現れないこと)を防ぐためには有効です。また、予約時にクレジットカードを利用して事前予約したお客様が、何かの理由でキャンセルした際には、事前予約で利用したクレジットカード情報で、キャンセルチャージを請求することもできます。

通常のクレジットカード決済サービスでは、円建ての決済となり、ブランドのレートで換算された為替レートでお客様へ請求が掛かります。EC事業者様への入金は、決済手数料を引いた金額が円でEC事業者様の口座に入金されます。

円建てのクレジットカード決済サービス以外にも、現地通貨(21通貨)建ての決済が可能な多通貨決済サービスもございますので、ご興味ございましたら、お問い合わせ下さい。

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簡単メール決済!

弊社では、メールリンクサービスというオプションサービスがあります。このサービスは、簡単にメールで決済を済ませることができるサービスです。使い方の流れとしては、弊社の管理画面を操作し(メールアドレス、金額等を入力)、お客様へ決済用のメールを送ります。お客様はメールが届いたらそのメールに記載してあるURLをクリックし、決済を完了します。予約の場合、自社サイトに予約システムを組み込む等、サイト内で決済を完結しようとするとサイト改修等が大掛かりとなり、対応が難しい場合に活用されている事業様もいらっしゃいます。

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中国向けにはネット銀聯!

銀聯カードは、発行枚数が45億枚を突破し、訪日する多くの中国人が保有しているカードとなります。訪日外国人のお土産購入時に利用した決済手段のデータからは、銀聯カード等のデビッドカードの利用は6%となっておりますが、店舗での決済端末の銀聯対応の普及率を考えると、比較的利用率は高いと思われます。また、訪日する中国人は、全体の訪日外国人の25%になりますので、銀聯対応することで、決済ページにおけるお客様の離脱を減らせることができ、より多くの訪日中国人を自社サービスに取込むことができます。

弊社マルチペイメントサービスでは、ネット銀聯決済にも対応しておりますので、自社サイトへのネット銀聯決済の導入が対応可能です。また、メールリンクサービスでもネット銀聯に対応しております。

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まずはお問い合わせください!

弊社では、決済だけでなく、売上UPのための集客を支援するサービスのご提案も可能です。また、予約システムを提供しているパートナー会社、価格表示に関して為替レートを簡単に表示する機能の提供しているパートナー会社等もご紹介可能です。多数の事例をもとにご説明致しますので、ご興味ございましたら、お問い合わせ下さい。