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2018.10.14 グロラボ編集部

E-コマース

【通販事業者におすすめの資格】通販エキスパート検定とは?-グロラボ編集部も受けてみた-

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グロラボ編集部

EC-GROWTH-LABを運営するGMOペイメントゲートウェイのマーケティング支援部。主にWebマーケティング関連の記事を担当。クライアントの成果向上のために価値ある情報を提供していく。

年々伸びているネット通販市場。通販に関わる担当者や広告代理店の方も増えていると思います。今回はそんな通販に関わる人におすすめの資格、「通販エキスパート」について紹介をします。グロラボ編集部も先日2級を受講してきたところです。(70%の正答率で合格のところ、81%で無事合格しています)

通販エキスパートとは?

通信販売事業の各ステージに合わせた業務知識、関連法規、マネジメント力を身に付け、
ダイレクトマーケティングのスペシャリストを目指すための資格です。(一般社団法人通販エキスパート協会より引用)
3級(基礎編)、2級(実務編)、1級(通販マネジメント編)と3つに難易度が別れています。
通販エキスパート検定の公式サイトはコチラ

筆者は広告代理店仲間より2級を受けることを勧められたので(3級は基礎すぎるとのこと)、Webに関わって5年目ということもあり、2級を受講しています。

参考までに協会のWebサイトでそれぞれの目的に合わせてオススメの級を提示しています。

通販エキスパート検定 一般社団法人 通販エキスパート協会
(参照元:http://tsuhan-exa.org/kentei)

また、試験対策用のテキストは公式テキストが用意されており、Amazonで購入が可能です。
実際に出題される内容に近い練習問題も用意されているので、受験する人は購入することをお勧めします。

通販エキスパート検定2級の内容について

2級の内容としては以下の7章から成り立っています。
・通販マーケティング
・商品開発
・物流
・顧客対応
・実務戦略
・リスクマネジメント
・法律関係

広告代理店が良く関わる「マーケティング面」だけでなく、「物流」や「法律関係」についても自身の実力が試される内容となっています。

通販事業者側のメリット

通販事業者としては、自身が担当する領域以外の業務を把握するきっかけになり、他の事業部と連携しての仕事がスムーズになっていくと思います。
販売価格が決まる仕組みや商品開発から販促、コールセンターの運営など一連の流れを把握できることは自身の領域の重要性を理解すると共に、会社としての課題や強みを見直すきかっけにもなるのではないでしょか?

広告代理店側のメリット

広告代理店側としては、担当する通販事業のクライアントにどのような苦労があり、広告に対してどのような期待を持っているのかを改めて理解するきっかけになると思います。
預かっている広告費がどのように生み出されているのか。通販においてどのようなところにコストがかかっていて、どのように削減・効率化しようとしているのか。など普段表面化しないクライアントの課題を捉えることができれば、より深みのある提案ができるのではないでしょうか?

筆者がオススメするポイント・改善してほしい点

筆者が公式テキストでの試験勉強&実際に受験してみて感じた「オススメポイント」と「改善点」も記載します。

オススメポイント

筆者も広告代理店に近い立ち位置ではあるので、「物流」「コールセンター」に関しての情報は新鮮であり、今後の仕事にも間違いなく活きてくると感じました。

物流

配送業者の選び方や、倉庫内作業と倉庫自体の契約を分けるメリット・デメリット、そもそも倉庫内の作業にどのようなものああるのか。など、物流の複雑さを認識しつつ、顧客満足とコストのバランスに大きな影響を与える非常に重要なポイントであると理解が進みました。

コールセンター

コールセンターの構成やシステム、どのような指標(KPI)を見て効率化しているのかを理解することができます。自動応答システムが進化しているとは言え、顧客の声を直接聞くことあできる貴重な場面でもあるため、事業主サイドとしては重要な部門の一つであることが明確に理解できます。(CTI、ACD、IVR、AHT、AWT・・・3文字用語が頻出します)

改善してほしい点

資格試験なので、万人のニーズに答えるのは難しいと思いますが、
ここは改善しないと試験の価値下がるかな。というところを筆者の独断で記載します。

情報が古い

公式テキストが2014年から更新されていない。
通販の世界もすごい速度で進化はしているので、4年間更新がないのは「今」の状況とマッチしない内容も生まれてしまうと思います。
筆者が普段関わるマーケティング面においても「今の状況だとあてはまらないよなー」という箇所があったりしたので、公式テキストは早めに改定してほしいです。

資格自体があまり知られていない

周りの人に「通販エキスパート検定とったぜー」と言っても、「なにそれ?」って反応をする人が大半だと思います。
もっと価値ある資格に育てて欲しいです。

まとめ

通販エキスパート検定は知名度は低いながらも、通販のマーケティング面だけではなく、コールセンターや物流、法律に関する内容など、通販の全体像を理解するうえで効果的な内容となっています。
通販事業者側の人も広告代理店側の人も自分のフェーズに合わせて受験してみても良いと思います。
筆者も半年以内に1級を受ける予定です。

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