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みなさま、YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)を活用されていますか?
いまさら…というプロ寄りの方はどうぞ読み飛ばしてください。
どうもインハウスで広告運用されている企業様では検索連動型広告や
GDNは使っていてもYDNを使っている率は低いように感じます。
昔インタレストマッチ時代には私もいい思い出がないのですが、
その影響でしょうか?
でも、最近YDNいいんですよ。
ちなみに私はどちらかというとGoogle>>>>>>>Yahoo!派であり
決してYahoo!の肩を持っている訳ではなくただの事実として述べております。
YDNでできることの確認
YDNを活用するにあたって、まず今できることをおさえていただければと
思います。※2014/8/11現在
- インタレストカテゴリー:ユーザーの興味関心カテゴリーをターゲティング
- プレイスメントターゲティング:サイトをターゲティング
- サイトカテゴリー:サイトのカテゴリーをターゲティング
- サーチターゲティング:Yahoo!で指定のワードを検索したユーザーをターゲティング
- 類似ターゲティング:リターゲティングタグに触れたユーザーに類似するユーザーをターゲティング ※2014/8/11現在は細かい指定はできない
- サイトリターゲティング:リターゲティングタグに触れたユーザーをターゲティング
ノンターゲティングと属性ターゲティングは記載していませんが、
上の図にあるとおりできますのでご安心ください。
ターゲティングの種類は、どんどん充実していっているのと
企業様によってははまる(良い意味のはまる)場合があるので是非一旦
すべて試してみていただければと思います。
YDNのおすすめ運用法



次にYDNのPDCAのまわしかた(運用法)について。
YDNは運用後に、配信したユーザーの属性レポート等を出すことができます。
簡単なところだと、年齢別レポートはこんな感じに出せます。
これらのレポートを活用して、どの属性でどのような興味関心を持って
どんなサイトを見るユーザーがコンバージョンに至るのかを分析し、
セグメント設計をしていくことをおすすめします。
YDN分析レポートの出し方
レポートの出し方を念のため以下記載いたします。
①ログイン
②「レポート」タブクリック
③「新規レポートを作成」をクリック
④「アカウントレポート」を選択(キャンペーンやグループでも良い)
⑤表示切替で「表示項目を追加」をクリックし、出したいデータを選択
(以下選べるデータ)※2014/8/11現在
・日
・時間
・デバイス
・デバイス・キャリア
・掲載フォーマット画像タイプ
・画像名
・都道府県
・都道府県市区郡
・性別
・年齢
・サイトカテゴリー
・インタレストカテゴリー
・サーチキーワード
⑥あとは集計期間などを選択するだけです。
YDNデータ分析のやり方補足
サイトカテゴリー、インタレストカテゴリーは、性別や
年齢などと異なり数が多いので以下の図のように
表にすると非常にわかりやすいですよ。
※クリックで拡大します
上の図だと、コンバージョンがある程度出ていて、CPAが低い
カテゴリがみえるのでそれにセグメントして新しく設計します。
データとしては、コンバージョン数もある程度(YDNなら
最低5-10以上)出ているもので絞りたいですが、
上の図はコンバージョン数1以上で見ております。
プレイスメントターゲティング・サーチターゲティングはどうか?
ここ最近できるようになったプレイスメントターゲティング、サーチターゲティングですが、
これは、いずれもある程度入札単価を上げないと露出数が上がらないことから、
費用対効果は見合わないことが多いですが、上述のとおりはまる場合も
ありますので是非行ってみてください。
【プレイスメントターゲティングのおすすめ】
・Yahoo!ターゲティング
やはりYahoo!の面に出せるというのがYDNの非常に良いところなので、
Yahoo!の下層ページのターゲティングは行ってみてほしいです。
スポーツ系EC様はスポーツページ、非営利団体様はニュースページなど…
サンプリング系はYahoo!メール面もおすすめです。
・ブログターゲティング
話題になっていましたが、有名人ブログのターゲティングはおもしろいです。
若めの商材(カラコン、アパレル、つけま)→あいのり桃さん
渋めの商材(ダイエット系、パール、美食)→海老蔵さん
お母さん商材(赤ちゃん服、オーガニック)→辻希美さん、hitomiさん
など。
※クリックで拡大します
【サーチターゲティングのおすすめ】
・(検索連動型では高すぎる)ビッグキーワード
・競合会社、ブランド名
YDNをすすめてみましたが・・・
とにかく入稿やら設定やら、Googleのように便利なエディターが
ないのでやはり面倒ですね。
ただ、面倒なものはチャンスなのです!
文頭に書きましたとおり、インハウス運用の方はやられている
方が少ないですし、代理店も(小さいところで分業していない場合など特に)
設定が大変なのと成果を出すまでに時間を要する(トライアンドエラーの
繰り返しのため)ことからすすめないところもあると思います。
Googleショッピングなども同様ですが。そういうサービスは、チャンスだと考えます。
是非まだ行っていない企業様は、自社ででも代理店に聞いてみるでも
行ってみてください。
もしかしたら、とても良く貴社にはまるかもしれませんよ!
今回も拝読ありがとうございました。