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2015.05.11 小沼 晃子

リスティング広告

Yahoo!トップページに安価に広告出稿!【インフィード広告】

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ECサイト運営責任者を経て、SEOコンサルタントとして様々な業種の内部SEO改善に携わる。 その後、広告代理店で多数のリスティング広告運用、サイト制作ディレクションなどをこなし、GMOペイメントゲートウェイ株式会社に入社。 ※Yahoo!リスティング広告プロフェッショナル資格、GoogleAdwords上級ライセンス保持者。

Yahoo!のスマホサイトが2015年4月1日より新しいUIに変更になりました。

(完全切り替えではなく、旧ver.・新ver.を切り替えられる状態)

5月20日に完全切り替え予定で、Yahoo!のアプリも同時期に切り替えとなる見込みです。

今回この刷新とともに、広告にも新しいメニューができました!
「インフィード広告」という名称の新メニューとなり、特徴は以下です。

  • ネイティブAD(オーガニックコンテンツと同様の見え方で掲出)
  • スマホのみ(今後のデバイス拡張未定)
  • 今のところ掲載面をスマートフォン版Yahoo! JAPANトップページ(ウェブ、アプリ)に限定している
  • Yahoo!プロモーション広告ディスプレイネットワークから配信

 

▼イメージ(参照元:Yahoo!)

Yahoo!インフィード広告イメージ
なにがすごいって、私は正直某Gを利用するほうが多いのですが、
やっぱりYahoo!の利用者は多いわけで。
そのビッグ媒体Yahoo!のトップに広告が数十円のPPCで出せるって、やっぱり魅力!

Yahoo!インフィード広告掲出結果

4月11日から入稿開始、4月13日から掲載開始でしたので、早速配信を行ってみました。
※Yahoo! JAPANアプリへは2015年5月下旬以降に掲載開始予定。

条件=======================================
・業種:Eコマース(リピートありの業種)
・目的:新規獲得
・ターゲティング:年齢、性別のみ
・期間:2015年4月15日-30日
※お客様案件のため条件少しぼかしています。すみません。
===========================================

なるべく安く掲載したかったので30円入札ではじめてみました。
(安すぎて掲出されないかなと思ってましたが意外に出ます。
なおYahoo!の担当者さんには入札安すぎとちょっと怒られました。)

ほぼ同時期に同ターゲティングの通常の広告(バナーのみ・訴求同じ)を
掲出していたので以下比較します。

Yahoo!インフィード広告実績

正直クリック率を見て全然よくなかったのでがっかりだったのですが、
Yahoo!が「ビュークリック率」※を見るようにアナウンスしていたのでそちらに注目。
(ビュー●●は2014年9月に追加された指標)

※ビュー●●とは…

Yahoo!ビューインプレッションについて
(参照:https://help.marketing.yahoo.co.jp/ja/?p=3904)

 

たしかにターゲティング広告はプレースメントターゲティング(Yahoo!)を行っていなかったので
ビューインプレッション数でみるのが妥当、、、しかしながらインフィード広告で
クリック数とビュークリック数に結構乖離があるので計測対象数が少なすぎ
データとしてはいまいちなのですが、、、

確かに「視認されている広告」のクリック率(ビュークリック率)は
圧倒的にインフィード広告のほうが高いことがわかる。
(繰り返しますがデータ不足ではありますが・・・)

ビュークリック数が少なすぎるため、広告ごとの検証等は今後の
課題ですが、とにかく、オーガニックコンテンツとして認識され
クリック率が高くなる可能性はある、と見ます。

また、インフィード広告で注目すべきはコンバージョン率。
「THE広告」ではなく媒体(ここではYahoo!)のコンテンツの一部のように見え、
”コンテンツを読みたい”というモチベーションのユーザーを誘導できるため、
コンテンツ次第ではありますがしっかり作りこめばコンバージョン率は高くなると想定できます。

今回こちらも母数が少なく誤差レベルではありますが、たしかに獲得率は
高くなっていました。
急遽の入稿であったためにコンテンツを用意しておらずただのページリンクに
なってしまったのですがそれでも高い獲得率にはなりました。

 

すでに掲載が増えてきておりますが、健康食品など、「こんなにスゴイのか」
「使ってみたい」と思わせられるコンテンツを作ることさえできれば、
通常の広告よりも圧倒的に高い獲得率に
なるのではと思います。
要はYahoo!を巻き込んだLP、みたいな感じなので。

データ量不足な状態で恐縮ですが、今後もいろいろ検証していきたい
メニューと感じました!

他社の掲出状況

参考までに他社様の広告を例としてピックアップしてみます。

 

①リンク先がLP

図1
私がターゲティングされている広告では一番多いのがこのパターンです。
せっかくネイティブADなので、コンテンツのほうがよさそうですが、ABテスト
してみたいところです。

 

②リンク先が他媒体コンテンツ
図2

自社媒体へのリンクではないので計測ができない等のデメリットがありますが、
第三者的な見せ方もでき、ユーザー目線的にもコンテンツを読みたいという欲求が満たされる
という点で好感が持てます。

 

③リンク先が自社コンテンツ
図3

自社媒体にコンテンツを設けるパターンです。
測定もできるので一番望ましい形ではないでしょうか。
LPはストーリー立て、且つきれいに作る必要があるので、返ってコンテンツ作成のほうが
ハードルは低いようにも思います。

Yahoo!インフィード広告の出稿方法

代理店に任せたい、という方はご相談ください。
問い合わせフォーム

インハウスで行いたい方は、Yahoo!の公式ラーニングが
わかりやすいので、そちらをご確認いただければと思います。

Yahoo!公式ラーニングポータルサイト
「ターゲティング広告」の設定方法ですが、キャンペーン設定の際
「インフィード広告」を選択いただければ設定は似たようなものなのでご参考までに。
http://promotionalads.yahoo.co.jp/online/course/ydn/targeting/ydn_lesson_tg.html

参考:インフィード広告入稿項目について
http://promotionalads.yahoo.co.jp/online/course/ydn/ydn/infeed.html

Yahoo!Japanの利用状況 アプリ利用状況について

最後に…ビッグ媒体というけれど、今のYahoo!スマホの利用状況って
どんなものなの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますので
Yahoo!の公式資料から数値を抜粋しましたのでご確認ください。

▼Yahoo!JAPANスマホアクセス状況 (参照元:Yahoo!)

Yahoo!JAPANスマホアクセス数
▼Yahoo!JAPANスマホアクセス属性データ (参照元:Yahoo!)

Yahoo!JAPANスマホ利用属性データ

圧倒的ビッグ媒体ですね。
数値から見ると、3人に1人が毎日利用しているそうです。

またスマートフォンのデータなのでやっぱり若年層の利用が多いですね。
Yahoo!といえば高齢層、、、というイメージがあるかと思いますので
デバイス利用率データを一緒にみてみると…

▼インターネット利用デバイス比率 (参照元:Yahoo!)

年代別インターネット利用デバイス比率

50,60代はパソコンの利用率のほうが高い中での上記利用数なので
高齢層でスマホを活用されている方のYahoo!活用率はかなり高いのでは、、、
と感じました。

また、以下がYahoo!Japanのアプリダウンロード数です。

Yahoo!アプリダウンロード数

多いですね。
LINEアプリが10億DL超ですが、これはコミュニケーションアプリなので、
ニュースアプリでは、、TVCMも打っていたGunosyが今900万DL程度のようなので
比較するとその圧倒的パワーがわかるかと思います。
(アクティブかどうかはさておき、、、)
※2015年5月11日現在

結論

冒頭で述べましたとおり、どちらかというと私はG派ではありますが、
ビッグ媒体に安価に掲出できるのは本当にチャンスだと思います。
今後、単価も上がってきてしまうかもしれないし、ぜひ早めに
掲出を試されてはいかがでしょうか!