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2018.01.25 グロラボ編集部

その他

健食・美容業界に変化!? 2017年のアフィリエイト業界動向を振り返る

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グロラボ編集部

EC-GROWTH-LABを運営するGMOペイメントゲートウェイのマーケティング支援部。主にWebマーケティング関連の記事を担当。クライアントの成果向上のために価値ある情報を提供していく。

広告主にとってリスクが少なく獲得が見込めるアフィリエイト広告。
年々順調にマーケットが拡大している中、2017年にあった主なアフィリエイト関連の話題を簡単に振り返ってみたいと思います。

マーケットは拡大傾向

・アフィリエイト市場が増進 2020年には3,500億円規模に拡大との予測も【矢野経済研究所調査】
・バリューコマース 2017年12月期 純利益は前期比149%増の見込み
・インタースペース 2017年9月期 売上高過去最高を記録

矢野経済研究所の調査によると、2016年に約2000億円だったアフィリエイト市場は3,500億円まで拡大すると予想しています。
またASP大手のバリューコマースやインタースペースも2017年決算で順調に伸びを見せています。

また働き方改革が話題にもなっていますが、副業としてアフィリエイトに挑戦するアフィリエイターも増えており、広告主、アフィリエイトメディアともにまだまだマーケットは拡大傾向といえるでしょう。

※矢野経済研究所 アフィリエイト市場の動向と展望

 

アフィリエイターの広告表記に対しての責任が明確に

そんな中、アフィリエイターの書く記事やコンテンツの表現に対して、責任が明示されるようになりました。

特に健康食品や化粧品ジャンルにおいて、2016年に消費者庁が発表した「健康食品に関する景品表⽰法及び健康増進法上の留意事項について」の中で「アフィリイトプログラムを用いて、ア フィリエイターが、アフィリエイトサイトにおいて、広告主の販売する健康食品について虚偽 誇大表示等に当たる内容を掲載することがある。このようなアフィリエイトサイト上の表示 についても、広告主がその表示内容の決定に関与している場合(アフィリエイターに表示内 容の決定を委ねている場合を含む。)には、広告主は景品表示法及び健康増進法上の措置 を受けるべき事業者に当たる。」
と明記されています。

これまでグレーだったアフィリエイターの記事も景表法や健康増進法の取り締まり対象となったのです。
これにより、特に健康食品の大手企業においてブランドの毀損を懸念しアフィリエイトを縮小、もしくは撤退するという動きも見られました。

※健康食品に関する景品表⽰法及び健康増進法上の留意事項について より

 

ITP(Intelligent Tracking Prevention)への対応

9月にappleよりリリースされた新しいsafariにITP機能が搭載され話題となりました。
これはサードパーティcookieの有効期間を短くすることで広告の追跡を阻止し、ユーザーの利便性やプライバシーを高めよう、という機能です。

アフィリエイトのコンバージョントラッキングは、Cookieを活用して行われており、この機能の搭載によりsafariを使っているユーザーが行ったクリックから24時間を越えたコンバージョンが正しく計測されなくなるという影響が考えられました。
特に、ECでは「後で買い」「思い出し買い」など、時間がたってから購入するユーザーのトラッキングができなくなるため、アフィリエイターにとっては収益減となる可能性を指摘されていました。

これに対して大手ASPは、お知らせやリリースなどで対応を表明、サードパーティCookieを活用しないトラッキング方法の開発や独自の方法でのトラッキングを実装し、この問題に素早く対処しました。

 

活発な台湾アフィリエイト

国を超えたアフィリエイトも活発な1年でした。特に台湾での出稿が増えている印象です。

台湾は親日家が多いと言われており、ファミリーマートやダイソー、無印良品など日本でもおなじみの企業も続々台湾に進出しています。
台湾EC自体も毎年15%成長を遂げており、マーケットも拡大しています。

日本からアフィリエイト分野で主に進出しているのは美容、健康食品の広告主が中心です。
台湾では「まとめ買い」での買い物が多い文化だそうですが、日本モデルの「定期通販」も浸透してきているといわれています。

企業の多くは、まず越境で日本から台湾でのECを展開しテストを行い、その後自社サイトを開設し現地で販売するスタイルが多いようです。

また越境EC事業者向けのASPサービスも登場するなど、日本から海外でのアフィリエイト展開がしやすい土壌が整ってきています。

現在は台湾だけではなく、フィリピンやシンガポール、ベトナム、ミャンマーなど東南アジアを視野に入れ事業展開を行う企業が増えてきており、海外アフィリエイトの拡大はしばらく続くことが予想されます。

 

まとめ

1999年に日本でASP事業がスタートしてから18年。いろいろなことがありながらも順調に拡大を続け、冒頭にも述べましたが、2020年には3,500億円規模といわれているアフィリエイトマーケット。

これまでに多かった金融や健康食品のジャンルみならず、ECの分野でも幅広く拡大が続いています。
業界を挙げて不正に対しての取り組みも進んできております。
まだチャレンジしたことがないようであれば、収益を上げるひとつの手法として今年こそ取り組んでみるのはいかがでしょうか。

関連記事:アフィリエイターが”広告費後払い決済代行サービス”を使うべき6つの理由

 

最後に

GMO-PGでは、広告主のアフィリエイトの支援も行っています。
アフィリエイトでの困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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