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グロラボ編集部
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前回は中国人観光客の約半数が利用する中国最大の口コミプラットフォーム「大衆点評」について紹介しましたが、今回はそもそもなぜ中国人観光客が口コミを重視するかを少しお話させていただきます。
前回の記事はこちらから⇒中国人観光客の50%が使っている「大衆点評」とは?【訪日(インバウンド)情報】
中国人観光客は本当に口コミを重視しているか
以下グラフに示しているように、中国人観光客が旅行先を選ぶ際、「口コミ・レビュー」をもっとも重視しています。その次に、「安さ・お得さ」などの情報からの影響も受けやすいとの結果がわかります。
そもそもなぜ口コミを重視するかを考えるには、まず最近の訪日中国人観光客の特徴を知ることが必要です。
最近の訪日中国人観光客の特徴
最近の訪日中国人観光客は大きく以下3つの特徴があります。
20~30代ボリュームゾーンの観光客、特に個人旅行者は、「自分と利害関係のない他人の中立的・客観的な情報・口コミ」が掲載されている中国でよく利用/信頼しているアプリ/プラットフォームを日本滞在中でもそのまま利用するのが特徴です。
20~30代がボリュームゾーン
訪日中国人観光客の中では、女性が約6割、20代~30代が全体の約7割程度を占めており、男女とも20代~30代が全体のボリュームゾーンになっています。
団体旅行から個人旅行、リピーター/ヘビーリピーターの増加
意外に訪日中国人観光客の半分以上がリピーターであり、その中には6回以上来日のヘビーリピーターが約10%程度も存在しています。リピーターであるほど個人旅行傾向が強く、滞在期間も長いです。10回以上も来日している人の約9割はツアーではなく、航空券や宿泊などを個別に手配していて、2週間以上の滞在も多いです。
出所:国土交通省観光庁「平成29年訪日外国人消費動向調査」
来日中はスマホで中国にいる時に利用/信頼しているアプリから情報収集
自分で時間・行動を決めたい個人旅行の観光客が増加している中、ガイドのいない日本滞在期間中で、彼らが行く先を決めるためには、日々いろいろ情報を収集しています。その中で、一番使われるのはスマホです。特に、20~30代の観光客は中国にいる時の情報収集手段はスマホアプリであり、その延長線上で、日本にきても、中国で普段使っている/信頼しているアプリ/プラットフォームからも積極的に情報収集しています。
中国の中ではいろんな情報が玉石混交していることもあり、人々はメディアや店からの情報などよりは、親戚・知り合い、或いは自分と利害関係のない他の人からの中立的・客観的な視点からの情
報・口コミなどを信頼・重視する傾向があります。「自分と利害関係のない他人の中立的・客観的な情報・口コミ」が掲載されており、中国でよく利用/信頼しているアプリ/プラットフォームを日本滞在中でもそのまま利用するのがこの20~30代訪日観光客の特徴です。
出所:国土交通省観光庁「平成29年訪日外国人消費動向調査」
大衆点評の「質のよい」口コミ投稿を提供/管理する仕組み
「質のよい」口コミは、ユーザーによる中立的・客観的な情報・口コミことです。
大衆点評では、会員ユーザーの「質のよい」口コミ投稿させるために、いろいろなイベント・ポイント特典などを用意しており、ユーザーによい投稿のインセンティブを提供しています。
一方、大衆点評では、偽・悪質のクチコミや不正行為などを厳しくチェックしています。具体的にはロジックチェックというシステム上のチェックと人海戦術による手作業のチェックの両方で対応しており、300種類以上のロジックチェック方法で98%以上の偽のクチコミを削除できています。警察や政府機関とも連携し、不正対策も強化しています。
まとめ
訪日観光客の個人旅行者が口コミ情報を重視して、日本での行き先を決めています。
そんな中で来日前、来日中どのタイミングでもアプローチできる「大衆点評」は、中国人観光客の来店を促進するための一つの大きな武器になることは間違いありません。
大衆点評を活用したO2O送客サービス、キャッシュレス化が進んでいる中国人に合わせた「クーポン×キャッシュレス決済」のサービス「Smart Coupon」も提供されています。