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Eコマースに適してきたFacebook広告
最近、Facebook広告がEC向けに機能をアップデートしているのはご存知でしょうか?
以前は企業やサービスの認知度アップやファンとのコミュニケーションをゴールとして活用されていました。
しかし今ではECサイトでの購入や会員登録という目的を達成する為の機能がFacebook広告に備わってきています。
今回はその中でも厳選した3つの機能をご紹介します。
①“リマーケティング”でサイト離脱者を拾い上げる
一度、自社サイトに訪れたユーザー(サービス、商品に興味がある)が離脱後にFacebookへログインした際に広告を表示します。
既にGoogleをはじめとする多くネット広告で知られている通り、検討期間の長い商材を扱っている場合、大きなパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
なお、設定方法は以下の通りです。
- https://www.facebook.com/ads/manage/home/にアクセス
- 左側カラムより「オーディエンス」を選択
- 「オーディエンスを作成」ボタンを押す
- 「ウェブサイトのカスタムオーディエンス」を選択
- 「カスタムオーディエンスピクセルコード」を表示
- 表示されたコードをウェブサイトのとの間に貼り付ける
- オーディエンスの名称、説明を入力
- URLオプションを設定する(特定のページにアクセスしたユーザーだけへの配信も可能)
- ターゲットとして保持する期間を選択(最長180日)
この1~9の設定が完了すると、広告を出稿する画面から上記の7で作成したオーディエンス名のグループをターゲットとして選択することが可能になります。
今まで、Facebook上の情報やアクションだけしかターゲティングの条件に設定ができませんでした。
しかし“自社サイトに来訪したか”という購買意欲との相関が高いアクションを条件にすることで、より高い効果を期待することが可能です。
②新規顧客を獲得したいなら“類似ユーザー”
サッカーショップの店長:
「国内のサッカー好きにFacebook広告を配信してきたけど、Facebookページのファン
も500人を超えてから増えづらくなってきたな。ECサイトへの流入も最近は既存ユーザーばかりだし。
もっと“サッカーグッズを買いそうな新規ユーザー”に広告を出せないかなぁ…。」
いくらFacebook広告が的確にターゲットを摘出できるといっても、ターゲットの数には限りがあります。
この店長のお悩みを解決してくれるのが“類似オーディエンス”です。
こちらは「Facebookページのファン」や「●●のサイトにアクセスしたユーザー」といったオーディエンスリストを元に、そのユーザー属性に似ている人たちを集めて新しいターゲットリスト(オーディエンス)を摘出してくれる機能です。
設定の際に【類似度】と【リーチ数(ターゲット数)】を選択できるので、ビジネスの状況に合わせて確度とボリュームを調整できるのも優れているポイントです!
類似オーディエンスの作成方法は以下の通り。
- https://www.facebook.com/ads/manage/powereditor/にアクセス(※)
- 左側カラム「広告を管理」ボタンを押す
- 展開された項目から「オーディエンス」を選択
- 「オーディエンスを作成」ボタンを押す
- 「類似オーディエンス」を選択
- “元となるデータ”の項目にオーディエンスの名称を記入し、選択する
- 配信する「国名」を選択する
- 類似度とリーチを選択する
※Facebook Power EditorはGoogle Chromeでのみご利用可能です
費用対効果を改善したいなら“コンバージョン最適化”
最後に“コンバージョン最適化”の機能をご紹介します。これはFacebook広告の“課金設定”に関する機能で、このコンバージョン最適化を行うと
「Facebookが自動で“コンバージョンをしやすそうなユーザー”に対して優先的に広告を表示」してくれます。
課金の仕組みは表示毎に料金が発生する「インプレッション課金」となりますが、通常の配信とはロジックが異なります。
Facebookがどのようなユーザーを“コンバージョンしやすそう”と定義しているかに関しては残念ながら明かされていません。
しかし、“コンバージョン”を目的としてFacebook広告を配信しているのであれば一度は試してみることをオススメします!
まとめ
今回は、ECサイトが使うべきFacebook広告の機能を3つご紹介しました。
- リマーケティング
- 類似オーディエンス
- コンバージョン最適化
最近のFacebook社が行うアップデートから感じる点として「よりビジネスに貢献する媒体になる」といった姿勢が挙げられます。
勿論、“Facebookユーザーに最適な機能を提供する”ことも重要です。
しかし、一般ユーザーが今後も無料でFacebookを使い続けるためにはFacebookがより多くの企業から信頼され、頼られるメディアになる必要があると彼らは理解しているのでしょう。
今後も様々な関係者が喜ぶ機能のアップデートを期待したいですね!