グロラボ編集部
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こんにちは。6月に入り、夏を感じさせる天気になってきましたね。
数年前から、YouTubeはもちろん、VineなどSNSの動画機能の拡充によりますます動画熱が高まっています。
EC-Growth-Labでも昨年、弊社メンバーが動画広告関連の記事を執筆させていただきましたが、
「動画広告はハードルが高い」と思っていらっしゃる方もまだまだ多いのではないでしょうか。
しかし、ここ最近では、Vineだけでなく、FacebookやInstagramなど人気のSNSでも動画まわりの機能が増えてきています。
Googleからも、つい先日YouTubeのTrueView広告からECサイトにダイレクトで誘導する「Trueview for Shopping」機能の追加が発表されました。
そんな、動画の「イマ」とHow Toを海外サイトから収集して参りましたので、ご紹介します。
動画マーケティングデータまとめ
昨今にぎやかな動画マーケですが、果たして統計的にみたインパクトはどれくらいなのでしょうか。
規模からコンバージョンへの影響まで、ざっくりとまとめてみました。
【動画マーケットの規模】
・ネットユーザーのオンライン行動の3分の1は動画視聴
・毎日1億人のインターネットユーザーがオンライン動画を視聴
・平均で、1ユーザーあたり月に平均32.2の動画を視聴する
・YouTubeは世界で2番目の検索エンジンでもある
・YouTubeにアップロードされる動画は、毎分72時間分にものぼる
【動画視聴ユーザーへの影響】
・動画を視聴したユーザーの75%がその後に提供元(企業、ブランド)のサイトを訪れる
・動画によって、人々の商品やサービスに対する理解が74%上昇する
・ユーザーの50%はYouTubeでビジネス関連の動画を週に一度は視聴する
・企業の重役の75%が少なくとも週に一回は仕事に関連した動画を視聴する
・90%のユーザーは商品やサービスに関する動画があると意思決定がしやすいと感じる
【動画広告のインパクト】
・インターネットユーザーは月に平均16分49秒は動画広告を見ている
・動画広告を見たユーザーの80%がその動画広告の内容を覚えている
・動画広告を見たユーザーの26%は動画広告を見た後により多くの情報を検索する
・動画広告を見たユーザーの22%がその後にその提供元ウェブサイトに訪れる
・動画広告を見たユーザーの12%が、その広告の商品を購入する
【動画つきvs動画なし】
・ECサイトで買い物する確率は、動画を視聴した後のほうが64%高くなる
・不動産のリストは動画付のほうが403%問い合わせが多くなる
・動画が含まれるEメールはクリック率が2-3倍高い
・ウェブサイトの訪問者ですべての文章を読む人が20%であるのに対し、動画を視聴する人は80%
「ショートビデオ×ソーシャル」が鉄板?
数年前から続く動画トレンドですが、
特に最近は、再生時間の短い短編の動画がソーシャルメディアを通じて拡散されていく、という傾向が特に色濃く見られるようです。
統計的にも、
『45% Of Viewers Will Stop Watching A Video After 1 Minute & 60% By 2 Minutes』
(動画を視聴したユーザーの45%は1分以内に、60%は2分以内に視聴を中断する)
といわれており、短い動画であればあるほど、視聴エンゲージメントが高くなり、シェアされる確率も跳ね上がる傾向が強くなってきています。
また、今年に入ってからは「5秒動画」の広告ネットワーク・FIVEがローンチするなど、国内の広告界にもショートビデオのトレンドが感じられます。
人気のソーシャルメディアを取ってみても、6秒の動画でおなじみのVineを筆頭に、Instagramでは15秒の動画機能を利用した投稿の増加がますます増えています。
世界のトップブランドでも、Instagramを中心にショートビデオ×ソーシャルを積極的に取り入れているようなので、次で紹介していきます。
実はシンプル!ショートビデオ作成のTIPS
動画を作成するとなると、ストーリーの組み立てから再生秒数、グラフィック、を形にしなければならない…と重く考えていませんか?
世界のトップブランドでも、動画のメッセージは以外にシンプル。
下記の6タイプのアイディアをご参考にどうぞ。
1) How-To動画
アメリカで人気のアイスクリームといえばBen & Jerry’s。
こちらの動画ではカップ入りのアイスクリームを使った簡単デザートレシピを短い動画で紹介しています。
ビデオを見てこのアイスを買いにスーパーに走ったら…完全に動画マーケティング戦略にはまった証拠です。
2) あっといわせるスキル披露動画
こちら、VineやInstagramで人気のZach King(@zachking)。 自身のクリエイティブスキルを活かし、思わず人々の目をひきつける動画を作成しています。
Editing your instagrams #tbtZach Kingさん(@zachking)が投稿した動画 –
ビューアーを楽しませるだけでなく、自身のスキルを披露することで、彼のオンライントレーニングのビジネスをプロモーションしています。
3) イベント・キャンペーンの告知動画
こちら、世界中の女子にも男子にも大人気のランジェリーブランド「Victoria’s Secret」。
5月2日を”Bombshells Day”(Bombshell=ボムシェル、超セクシーな女性の形容詞、といった感じでしょうか)として、キャンペーンを展開しました。
公式Instagramでもいろいろなパターンの動画を掲載しています。
短い動画にもかかわらず、美しくて見とれちゃいますね。
4) 新製品の紹介動画
皆さんご存知のナイキでは、キャンペーンに絡めてさらっといろいろなデザインのAirMaxを紹介。
The one before the 1. #airmax @nikesportswearnikeさん(@nike)が投稿した動画 –
新製品はまじまじと見て買いたい物。動画でいろいろな角度から見せてもらうと、説得力があります。
5) ●●の舞台裏動画
こちら、数分の動画になりますが、、
数年前にウェブ上でかなり話題になっていた化粧品のプロモーション動画ですね。
同時に「Behind the scene(制作舞台裏)」バージョンもアップされています。
商品やサービスが生まれるまでの制作秘話を動画で紹介することで、
消費者ビューアーにより一層の親しみを持ってもらう、一種の手法です。
6)身近なものでメッセージ動画
オーストラリアのフィットネスウェアブランドLORNA JANEでは、女性のフィットネスモチベーションをあげる動画や写真をInstagramでアップロードしていますが、中にはこんな動画も。
オフィスの机の上にあるものでも、ちょっとした動画のネタにすることができますね。
以上、動画のトレンド及びトップブランドの事例をご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?
動画の構成パターンは意外にシンプルですので、やってみよう!と思っていただけたら幸いです。
それでは次の記事もお楽しみに!
<参考サイト(原文英語)>
・marketing.btrll.com
・www.insivia.com
・www.izideo.com
・www.socialmediaexaminer.com
・onlinemba.neu.edu