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グロラボ編集部
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今やWebマーケティングビジネスに欠かせないものとなったFacebook。世界中の人が使うソーシャルメディアとしてNO.1の座を獲得しています。多様なマーケティングプラットフォームも特徴の一つであり、Facebook上だけではなく、InstagramやAudience Networkを通じて広告配信が可能です。
今回は2017年にFacebookで行われた主な重要なアップデート情報をまとめてご紹介いたします。Facebook広告を運用している方はもちろん、Facebook広告の出稿を検討している方も参考にしてください。
※2017年Twitter広告主要アップデートまとめはコチラ
新たな広告フォーマットの追加
コレクション広告
3月23日に発表となった「コレクション」はモバイル専用フォーマットで
スムーズに買い物が出来るよう商品の詳細を動画や写真で伝える事ができます。
主な特徴
メインビジュアル(動画または静止画)の直下に商品の画像が4枚横並びになった状態で表示されます。
タップ後はキャンバス広告同様に瞬時に別のウインドウがフルスクリーンで表示されます。
最大50枚の商品画像が掲載可能ですが、製品フィードの実装が必要です。
「コレクション」が製品カタログなしでも使用可能
6月8日に「コレクション広告」が製品カタログを導入していなくても利用可能になることが発表されました。
コレクションのリンク先として「キャンバス」を指定することで実現できます。
広告にはメインの動画や画像の下に4点の画像が横並びに表示され、利用者を広告の特定のセクションに誘導します。1件の広告で動画や写真を見たり、カルーセルをスワイプしたり、傾けて次を見たりできます。
モバイルでのショッピングを促進するための「ライフスタイルレイアウト」を追加
9月21日(米国時間)Facebook広告モバイルでのショッピングを更に促進させるための新機能が発表されました。
これは「ライフスタイルテンプレート」と名付けられるものでコレクション広告の種類に当てはまります。
このキャンバス内に表示されているサッカー選手に白い丸が4つ表示されており、すぐ下に商品の情報が掲載されます。
この商品情報をタップすると商品ページ(外部サイト)へ移動します。
スライドショーを用いたカルーセル形式のダイナミック広告
10月26日にスライドショーをカルーセル形式のダイナミック広告でも利用可能であると発表されました。
この広告フォーマットは画像からモーション付きでユーザー目を引く広告が作成出来るフォーマットです。
このスライドショー形式を選択すると対象のアイテムに対し複数の画像が設定されている場合、
自動的に画像をスライドショー形式で切り替えます。
異なる角度から商品を見せたり特徴的なパーツにクローズアップしたりと今まで以上に商品の魅力を伝えることが出来ます。
スライドショー形式を選択すると同じ商品に複数画像が登録されている場合に、自動で画像部分をスライドショー形式で切り替えます。
Messenger広告のベータ版を発表
7月12日、Messenger広告のベータ版をすべての国と地域で提供開始することを発表しました。
Messengerで1ヶ月間にやり取りされるメッセージは20億件以上。この新しい広告の配置を活かし新たなリーチを拡張することが出来ます。
現在、 Messengerアプリのホーム画面に広告を掲載が可能です。
Instagram Storiesが配信可能に
オーガニック投稿の1種として発表された機能が広告として配信が可能となりました。
主な仕様
・「リーチ」をキャンペーン目的に設定している全広告アカウントが対象。
・「動画視聴」、「ウェブサイトクリック」、「コンバージョン」、「モバイルアプリのインストール」などの目的にも対応予定。
・フォロー中のストーリーのフィードの合間に、タテ型のフルスクリーンで表示。動画の長さは5秒~15秒。画像の場合も5秒間は自動で表示。
通常の投稿と同様に、スワイプすることでスキップ可。
・広告の下部に「広告」と記載されます。
・Instagram Stories広告でキャンバスフォーマットが利用可能に
Facebookのみで提供していた「キャンバス広告」がInstagram Storiesでも掲載可能になりました。
オーガニック投稿がStories広告として配信可能に
既存のStoriesのインポート:過去24時間以内のStoriesを広告としてインポートが可能になりました。
これにより既存のInstagramStoriesのFフェイスフィルタ、手書きツール、ブーメラン等の機能を活用しオーガニック投稿を作成し、そのまま広告へ利用できることができるようになりました。
キャンペーンの配置でInstagramStoriesが選択可能に
配信先の最適化を選択した際に、FacebookニュースフィードやInstagramフィード、オーディエンスネットワークの他にInstagramStoriesの選択が可能となり、配信先の最適化が効きやすくなりました。
機能面の拡充
コンバージョン最適化に「リンククリック+コンバージョン」最適化機能が追加
5月18日にFacebookのコンバージョン最適化機能がアップデートされ、最適化に十分必要なコンバージョンが得られない場合、一時的にリンククリックに対して配信を最適化するオプションが発表されました。
これまで週に15‐25件のCVの獲得がない広告セットは配信が停止または縮小される可能性がありましたが今回のアップデートにより以下2つのオプションが選択できるようになりました。
(1)Limited
コンバージョンを15-25件/週獲得もしくはリンククリックを1,000回獲得 or 配信開始から7日間が経過、いずれかのタイミングでCV最適化へ切替。
(2) Extended
コンバージョンが15-25件/週発生するか予算を使い切るまで、リンククリック最適化で配信が継続。
キャンペーン予算最適化機能の追加
キャンペーン予算の最適化」機能の追加が2017年11月8日に発表されました。
キャンペーン予算の最適化を利用することで、キャンペーンに設定した予算が最も効率的に使用されるよう、
配下の広告セットへの予算配分が自動で調整されるようになります。
▲広告セットごとの配信最適化を行うことが可能であり、成果の良い広告セットの配信量を増やし、成果の悪い広告セットの配信量を抑制することが出来ます。
入札方法が「入札戦略」として機能改善
Facebook広告を配信する際、目的を「コンバージョン獲得」を選択した時に重要になってくるのが入札方法。
この入札方法が最適化にも大きく影響を受ける可能性があるのです。
今回はこのアップデートを通してより最適化が効きやすくなるようになりました。
・最低価格
以前は「自動入札」と呼ばれていた機能です。大きな変更点はありません。
目標とするコンバージョン単価が不明な場合や予算を出来る限り利用してでもコンバージョンを獲得したい場合に有効
・最低価格+最大入札価格 (最低単価のオプション機能)
以前は「上限単価入札」と呼ばれ独立していたものです。今回のアップデートを通して、最低価格のオプションとしての位置付けになりました。
設定した目標単価よりも低い金額でコンバージョンを行うことが可能です。
・ターゲット単価
以前は「平均単価入札」と呼ばれていた機能です。
指定した単価でコンバージョンを最大化することが出来るため、コンバージョン単価が明確な場合は、最大限の効果を発揮することが出来るでしょう。
※最適化に必要なコンバージョン数は15-25件から50件に変更なりました。
ターゲティング機能の追加
エンゲージメントカスタムオーディエンスがアップデート
2016年12月に Facebook ページなどのインタラクションを条件にオーディエンスを作成する
「エンゲージメントカスタムオーディエンス」がローンチされましたが、
このアップデートにより Instagram などの新しい選択肢がオプションとして登場しました。
【追加された選択肢】
・滞留時間
Facebook または Instagram で指定された広告セット内の広告を 3秒 or 5秒 or 7秒 以上見たユーザー
・Instagramビジネスプロフィール
以下から選択が可能。
①ビジネスプロフィールでアクションを実行した全てのユーザー
②ビジネスプロフィールにアクセスした全てのユーザー
③投稿または広告でアクションを実行したユーザー
④ビジネスプロフィールにメッセージを送信したユーザー
⑤投稿または広告を保存したユーザー
・イベント
以下から選択が可能。
①イベントに「参加予定」または「興味あり」と回答したユーザー
②イベントに「参加予定」と回答したユーザー
③イベントに「興味あり」と回答したユーザー
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、Facebookにおける2017年度の重要なアップデートをまとめさせていただきましたが、
ご紹介したアップデート以外にも、細かなアップデートが数多くされております。
Facebookは機能のバージョンアップのスピードを早め、
ユーザーにとってよりよいメッセージを届けことが出来るように行っているのがわかります。
アップデート情報を日々キャッチアップを行い、広告の最適化が行えるように運用を行うことが大事であると考えます。