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永田周平
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YouTubeを見ている人は必ずと言っていいほどTikTokの広告を見たことがあると思います。TikTokと検索しようとするとサジェストに「TikTok うざい」と出てくるように、筆者も何度も出てきて鬱陶しい広告だと感じていました。
まさかこんなに流行するようになるとは。。。
今となっては小学生から大人まで多くの人が利用するアプリになっており、広告出稿先としても注目されるようになっています。
TikTokとは
TikTokは主に15秒程度の動画を投稿するアプリで、洋楽やJ-POPなどの音楽に合わせて決められた振り付けを踊ることが多いです。多彩なフィルターや映像効果で簡単に編集できるのも人気の理由になっています。
多くのフォロワーがいるTikTok投稿者はInstagramerなどと同様に、「TikToker」と呼ばれ、大きな影響力を持つようになります。
ちなみに2018年7月の国内月間再生数は130億回もあり、かなりのアクティブユーザーがいることがわかります。
TikTokの利用ユーザーの特徴
①性別と年齢
利用ユーザーは女性の比率が高いですが、男性ユーザーも3割はいます。
年齢に関しても過半数が24歳以下ということで、学生がメインに使っていると言えるでしょう。
しかし25歳以上の層も少なくはなく、動画を投稿することはなく、「見ているだけの層」も多くいると推察されます。
おじさんたちが若い女の子の動画投稿を見るために使っているとかもぜんぜんありえるでしょう。。。笑
②アクティブユーザー・利用時間など
月間アクティブユーザーは850万人を超え、1日の中で複数回起動する「スキマ時間」を埋めるアプリになっている状態です。
現在もTVCM含め積極的な広告展開をしているため、ダウンロード数はまだまだ伸びていくと思います。これからもアクティブユーザーは増えていくことが予想されます。
TikTokの広告メニュー
ここからは現在TikTokに掲載できる広告メニューを紹介します。
まだ基本的には純広告のみしか取り扱っていませんが、運用型広告も特定の代理店には展開され始めているので、Instagramの時と同様にすべての代理店・広告主が利用できるようになるのも近いと思います。
アプリ起動画面広告
アプリ起動時に全画面で露出する広告です。
1日1社限定での配信となり、広告主側で希望のランディングページに誘導することが可能です。ただし、かなり高額です。
金額:600万円
CPM:3,000円
想定IMP:2,000,000回
広告形式:画像3秒/GIF 3-5秒
計測データ:インプレッション/クリック
インフィード広告
アプリ起動後に出てくるページ上に出てくる広告です。
毎日1企業独占のインフィード広告の中でも1番目に出せる広告商品「One Day Max」と最初の60ビデオ内に広告を見せることができ、1日につき4つの広告主に限定される「Brand Premium」に分かれます。
金額:640万円
CPM:4,000円
想定IMP:1,600,000回/日
計測データ:インプレッション/クリック/クリック率/エンゲージメント系数値 などなど
※詳細は別途問い合わせください
#チャレンジ
ハッシュタグ(#)を活用して特定のテーマを作って動画投稿を促す商品です。多くの人に動画投稿に参加してもらうことで、エンゲージメントを高め、UGCを促進することができます。また、下のアイコン左から2つ目のDiscovery page(発見ページ)のTOPにバナーを出すことができるため、TikTok側でも大きな注目を集めるように補助してくれています。
TV番組やCMや流行語と掛け合わせたようなチャレンジを作れば盛り上がるかと思います。
動画の閲覧だけでなく、投稿自体を促していく施策になるので、バズればブランド認知度に大きな影響を与えることは間違いありません。
金額:800万円or2,000万円(チャレンジ誘導補助がどれくらいあるかで変化)
計測データ:バナーのIMP・クリック、#チャレンジページのPV、エンゲージメントユーザー、動画投稿数、すべてのビデオのエンゲージメント などなど
引用元:https://markezine.jp/article/detail/28792
▼#チャレンジ詳細イメージ
その他のメニュー(運用型広告も展開開始!?)
現在純広告系のみの展開となっていますが、セプテーニ社が運用型広告の先行テスト配信を開始しています。
参照:https://www.septeni-holdings.co.jp/news/release/2018/10012181.html
Instagramの時もそうでしたが、スタート時は純広告系のメニューのみに絞られ、先行配信の代理店でのテストが完了次第、一般の広告代理店や広告主にも展開されていくと思われます。
また、若年層ユーザーが多いTikTokの特性を活かしたブランドリフト調査メニューもオプションで出ているため、今後Platformが拡大していく中で、さらなる独自のメニューが作られることが期待できます。
TikTokまとめ
App Storeの総合ランキングでの1位を獲得したり、Android Storeの動画プレイヤーランキングでも1位を獲得するなど、ダウンロード数はこれからもグイグイ伸びていくことが期待されるTokTok。
広告メニューはまだまだ少なくて、大手向けにはなっていますが、若年層をターゲットにした広告を実施したい企業の方は多くいらっしゃると思います。
媒体の特性を理解しつつ、近い未来の運用型広告のリリースに向けて準備をしておきましょう。
〈注意点〉
TikTokの注意点としては、TikTokerを活用しての特定の商品の宣伝を禁止している点です。媒体ポリシーとして禁止しているため、現状はInstagramerに投稿してもらうように、特定の商品PR投稿は実施できません。